令和4年度2022年埼玉県公立高校入試募集人員発表。中学校教科書改訂で学習内容20%増もある中三生が必要なこと。これからのお子様が学ぶべきこと。

目次

埼玉県公立高校入試の募集人員が発表

令和4年度2022年2月24日に行われる
埼玉県公立高校入試の募集人員が発表されました。

昨年までは
連続して募集人員を減らしていましたが、
来春は5年ぶりに募集人員を増やします。

しかし・・・
増えたからといって、入学し易いか?というと・・・。

2021年春に行われた

教科書改訂の影響もあり、

今年の中三生は非常に厳しい年となりそうです。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
セルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位(オール5)のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校
岩槻中学校
北中学校
新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
青山学院大学系属浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

埼玉県公立高校入試5年ぶりに募集人員を増加

埼玉県公立高校入試の募集人員が発表されました。

県教育委員会によると、
募集人員
2021年2月と比べて、680人増37,120人。

5年前の2017年は40人増。
その後は、
毎年、募集人員を減らし続けてきましたが

5年ぶりの
2022年2月入試は大幅増となる事が発表されました。

なお、募集人員が増える高校は以下。

上尾鷹の台・朝霞・朝霞西・伊奈学園総合・浦和北・大宮東
桶川・春日部女子・川口・川越総合・川越西・熊谷西
越ケ谷・志木・庄和・草加南・所沢西・富士見

詳しい各高校の人員は下記参照

より詳しい数字は埼玉県HPを参照

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/24599/r4-gaiyou.pdf

セルモ戸塚けやき通り教室やその周辺塾に通う生徒で
影響が出るとすると、

・県立川口:320人⇒360人(40人増)
・越ケ谷:320人⇒360人(40人増)
・草加南:240人⇒280人(40人増)
・伊奈学園総合:760人⇒800人(40人増)
(※伊奈学園中学からの入学予定者含む)

でしょうか。

募集人員が増加して合格し易くなった?

常々、本ブログでお伝えしている事ですが、
情報というのはシッカリと見ないと意味がありません。

この埼玉県の募集人員発表、

新聞の見出しでは

「公立校全日制募集 来春5年ぶりに増」

「全日制680人増3万7120人」

という見出しです。

見出しだけ見れば、
「おぉ!増えるんだ~。いいね~。ラッキー」
となります。

但し、
上記埼玉県HPを見てみてもわかりますが、
入試における競争は・・・・むしろ増します

というのも、

確かに募集は680人増ですが、
それ以上に、

中学校等卒業予定者は、

61,183人⇒62,797人(1,614人増)

お分かりかと思いますが、

入試対象人数は2021年2月入試よりも

中学校等卒業予定者が
1,614人増えるのに対して

公立高校募集人数は
680人しか増えません

この数字だけ見ると、
単純に、
厳しくなる事を意味します。

但し、最近の私立高校人気は益々熱を帯びている

上記で言えば、
公立高校入試の倍率激化も予想されますが、
実は
そう単純なことではなく
もうひとつ考慮しておくことがあります。

それは
私立高校進学者の大幅増です。
(高校によっては昨年比100名弱の増の高校もあります)

2021年1月私立入試。

コロナ禍もあり、
保護者様の収入減もあり、
私立高校志願者は減るものと予想する方が多かった年。

しかし、蓋を開けてみると、
公立高校入試は、近年にないぐらいの低倍率でした。

その生徒達はどこへ行ったのか?

当然、私立高校です。

セルモ戸塚けやき通り教室でも、

卒塾生の約7割弱は
・元々公立に興味がない
・私学助成金の活用
・私立高校の特待制度が得られる成績をとる

様々ですが、
私立高校へ進学しました。

その進学理由はいくつかありますが、
代表的なものとして、
・コロナ禍での公立と私立の対応の差
・大学入試改革が混迷としている中、公立に不安を感じる
・昔とは違う、私立の方が面倒見の良さに惹かれた

こういった話題が
保護者様同士のSNSでも容易に広がる事となり、
私学助成金の拡充もあり、
過去にないぐらいに
私立高校志願者が増えています

例えば、
セルモ戸塚けやき通り教室近隣で言えば、
叡明高校や浦和麗明高校。

2021年1月入試では、
私立単願が大幅に増え、
結果、
入学者を大幅に増やしました

世の中全てそうですが、
人気のあるものをディスカウントする必要はなく、
かえって値段は上がりますよね?

叡明高校も浦和麗明高校も同様。
昨年に比べて、
成績基準を上げた事が既に発表されています。

昨年入試で
基準ギリギリ合格の生徒、
今年度は合格出来ません。

ここ数年の私立高校の基準は大きく変わっています。

具体的に【5年前】と比べると

叡明高校:
・進学コース三類(9科28)⇒コース廃止。
一番入り易いコース5科17(又は3科11)が必要

浦和麗明高校:
・進学コース(9科26)⇒コース廃止。
一番入り易いコース5科20(又は9科35)が必要

数年前のママ友の話しを
【今に】当てはめる事は出来ません!(^-^;

公立高校入試の難化もそうですが、
私立高校進学が厳しくなってきているのも間違いない事です。

更に追い打ちをかける【中学校教科書改訂】

2020年春の小学校教科書改訂に引き続き、
2021年春は中学校教科書改訂が行われました。

これが・・・
塾業界でも相当厳しいと言われる程の難化・・・・。

<英文法>
昨年までの中三生は、
・受動態・現在完了・不定詞・間接疑問文・関係代名詞

今年は、
・受動態・現在完了・不定詞・間接疑問文・関係代名詞、
に加えて、
現在完了進行形原形不定詞仮定法


今まで高校1年生で学習する内容が降りてきています。

<英単語>
小学校0語+中学校1200語程度=1200語程度
だったものが、
小学校で習ったという体の800語+中学1700語=【2500語】程度

実に、
2倍以上に変わっています。

にもかかわらず、
実際には、
1000語も学習していません・・・

<数学>
反例四分位範囲箱ひげ図という
こちらも高一で学習する範囲が中学生に降りてきており、
学習量が大幅に増加。

他教科でも色々とあり、
全体的に20%増となっているのですが、
これが、
2021年(今年)の教科書改訂の分かり易い影響です。

上にご兄弟がいるご家庭の場合、
この高校から降りてきた学習内容の話しをすると
面白いかもしれません(^^)

<この影響は・・・>

当然ですが、
高校入試問題も
【教科書改訂に沿ったもの】になりますし、

高校進学後の学習も、
【この改訂に沿ったもの】になります。

中学で分からない事が、高校でわかる事はありません。

進学した高校で
どのように過ごし、どのような結果を出すか?

実は、
「中学校の成績⇒進学する高校」よりも大切な事です。

実例でいれば、
草加高校と県立川口高校

この周辺に住んでいる方であれば、
「草加高校の方が偏差値が上よね。草加高校を狙ってね!」

言うかもしれません。

しかし、それは、
隣の東京都に住んでいる人であれば、もうわかりません。

試しに、
都立雪谷高校と都立田園調布高校。
どちらが偏差値で上か?わかりますか?

高校選びは
進学した高校の名前(偏差値)が最重要なのではなく、
進学した高校でどの位置(評定平均)にいるのか?

その先の進路(大学・専門・就職)で最重要となります。

特に
公立高校進学の場合は・・・。
詳しくは別のブログで。

だからこそ、まとまった時間の取れる夏期講習が重要

この話題になると、
多くの塾も含めた塾のCMをしているみたいで
私はあまり好きではないのですが、
事実は事実として知っておいて頂きたい所です。

上記、
教科書改訂で学習する内容が相当増えました。

行う事は20%以上増えましたが、
学校授業時間は変わりません。

こうなると、
学習している生徒としていない生徒の差が大きくなります。

それは、
高校進学もそうですが、その先の進路に大きな影響を与えます。

また、
現中三世代は、

中三:中学校教科書改訂
高一:高校教科書改訂(高一)
高二:高校教科書改訂(高二)
高三:高校教科書改訂(高三)


毎年、改訂がなされ、
今回のように、
習っていない事を習った体での教科書に変わる可能性が高いです。

だからこそ、多くの塾では、
「ヤバいですよ!これだけやらないと〇〇になりますよ!だから塾にきましょう!」
という案内をすると思います。
(こういったデータをシッカリと駆使できる塾の場合)

ただ、私は

事実を事実として認識して頂ければ、
どのように判断するか?は各家庭にある


思っています。

ご家庭の方針、お子様の状況、
なによりも、
お子様の未来の進路選択の可能性

色々な要素を鑑みて、
【お子様に最適な学習環境】を提供していきたいですね。

また、
学生時代の学習というものは、
学歴を取る事だけが目的ではありません。

社会に出てから必要とされる人財となる為の訓練の場

と言えます。

多くの学習を経験すると、

あの時、【自分自身】は、あれだけ学習する事が出来た!
という
基準値を上げる事が出来ます。

それは同時に、
自己肯定感を上げる事にも、つながります。

自己肯定感が低い場合、
トラブルに弱い傾向がありますので、
社会に出た際、
潰れて、ドロップアウトする可能性が高まります。

学生時代、
成績【だけ】に着目するのではなく、
こういった所も育んでいきたいですね。

中学卒業予定者増はどこまで続くか?

結論から言うと、
あっという間に終わります(苦笑)。

今回の卒業予定人数増は、
私も含めた団塊ジュニアと呼ばれる世代の
2006年出生数上昇によるものです。

これは、2023年入試も続き、
卒業予定者は増える見込みとなっています。

一方で
その翌年となる2024年入試からは再び減少に転じる予定。

少子化・・・。
人口減少は国力減少にもつながっていきます。

日本は
・出生数が増える施策
・移民の受け入れ
・ロボット・AIの活用
等、
今までのような、根拠のない何とかなるではなく、

本気で
様々な事に力をいれていかないとならない時に来ていますね。

苦難の先には成長が待っている

こうやって文章を読んでくると、
2022年2月入試
及び
それ以降にまつわる話しでは、
良い話しが全くないような気がしてきます。

ただ、

こういった経験のすべてが【本人自身】の糧となり、
本人を形作っていきます。

小学生や中学生の視野では、
これらすべてを自分で乗り越えるのは厳しいでしょう。

だからこそ、
保護者様の出番であり、我々の出番でもあります。

お子様が
急激な変化の時代に突入しているロボット・AI時代にも
チカラ強く、
そして、

社会で必要とされる人財となるよう

自立した学習が出来る事を目指し、訓練して頂く!

セルモ戸塚けやき通り教室の理念の元、
スタッフ一同
保護者様と一緒に、お子様の成長に寄与していきます。

卒塾生・保護者様

【公式ページ】個別学習のセルモ戸...
卒業生・保護者様の声 - 【公式ページ】個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室(小中学生対象 成績アップの学... 当塾の卒塾生が通塾中にどのような学習を行い、感じ、成長したか?!その生の声をご紹介します。また、保護者様の声 それは・・・当塾に通う事でお子様の成長を間近で見て...
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———————————————-

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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