コロナ禍の私立高校人気:私立高校の基準が上がり続けています(周辺では、特に浦和麗明・叡明)

目次

令和3年度(2021年)2月入試

令和3年度(2021年)2月入試。

コロナ禍でもあり、
・保護者様の収入減
・私立高校のPR不足
・先行き不透明(まるで株式市場用語)

公立の倍率が上がるのではないか?という憶測もありました。

そして迎えた公立高校入試。

コロナ禍であるにもかかわらず、
埼玉県公立高校入試の倍率は、ここ数年で最低倍率を記録しました。

とはいえ、例年であれば
埼玉県全体で見ると低い倍率であっても、
セルモ戸塚けやき通り教室の生徒が進学し易い

埼玉県南東部は高倍率というのが流れになって【いました】。
(川口系・越谷系・草加系)

それすらも崩れたのが、この
令和3年(2021年)2月入試でした。

では、
その生徒達はどこに行ったのでしょうか?

中卒就職が増えたわけでは当然なく、私立高校です。

コロナ禍でもあり、
私立高校側も自分の高校のPRは、非常に苦心した年でした。
それもあり、私立高校は
本当に生徒はあつまるのだろうか?!と思った年でもありました。

それは昨年のブログを見てもわかります

こちら:コロナ禍の私立高校入試説明会予定(浦学・浦実・浦和麗明・叡明・武蔵野星城・駒込)

にも関わらず、
過去最高の入学者だった私立高校も多くあるという結果。

私立高校志願者・入学者増は
私立高校入試に必須の【基準値】が上がる事になります。

そうです。
私立高校に進学し難くなってきています。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室
に通う中学生は、
学年1位(オール5)のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校
岩槻中学校
北中学校
新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
青山学院大学系属浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

広がる私立高校志願者増

セルモ戸塚けやき通り教室のある埼玉県南東部

数年前は公立高校志願者が多く、
また、
周辺中三生人口」と「周辺公立高校募集人員合計

不一致から、

埼玉県全体で公立高校入試の倍率が低いというニュースがあっても、
「何が?」
と言いたいぐらいの高倍率でした。

具体的に言うと、たった3年前までは・・・。

その傾向が一変してきています。

当然、中三生人口が一気に激減したわけではありません。
その生徒達の行き先は・・・私立高校です。

特に
セルモ戸塚けやき通り教室の最寄り駅は
埼玉高速鉄道線ですので、
そのまま直通で行ける南北線沿線の高校進学者も増えました。

なぜ私立高校志願者が増えたのか?

理由は様々あると思います。

特に
2年前に拡充された私学助成金の影響は大きいでしょう。

2年前、
国が担う私学助成金が上がった事で、
埼玉県は
今まで埼玉県が担っていた財源を
更なる助成金拡充に使った事で、
今では、
全国トップクラスの手厚さになっています。

(私学助成金の詳しい内容は別途ブログで)

他には、
・コロナ禍での公立と私立の対応の違い
・大学入試改革が混沌としているニュースが多く公立に不安を感じる
・昔と違い、面倒見の良さをママ友(SNS)で認知している

こういった事が大きく影響しているでしょう。

第二次ベビーブーム世代の私の時代。
「公立第一志望、私立はすべり止め」
なんてことが言われていました。

それもそのはず。
子供が多いので、
私立高校は胡坐をかいていても生徒が勝手に入ってきました。

ただ、今は少子化の時代。
選んでもらわなければ、生徒は集まらず、
学校法人としての経営は成り立ちません。

結果、近年の
私立高校の面倒見の良さや大学進学実績に繋がります。

また、
私立高校であっても、
いじめが全くない高校は存在しないですが、
その発生確率(発生量)は、公立とは異なります。

一例として、
高校説明会では
生徒が案内する方式を取る私立高校もあります。

その時の女子生徒は
千葉県を住まいにしている生徒。
都内私立高校での説明会だったので、
「なんでわざわざ1時間以上もかけてこの(都内の)高校まできているの?」

と聞くと、
「地元の高校はあれているから・・・」
との事。

あくまでも、この女子生徒の意見であり、
「公立」が不幸という事では【一切ありません】

セルモ戸塚けやき通り教室の卒塾生で
公立高校に進学・卒業した生徒から

楽しく過ごして卒業する事が出来た!
という報告をくれた生徒も沢山います。

ただ、全国的・全体的に見ると
そういった傾向は確かにある

と言えます。

私立高校志願者が増えるとどうなるか?

何事でもそうですが、
放っておいても売れる商品をディスカウントする店はないですよね?

また、
品薄の商品をプレミア価格(定価以上)にして売る業者(個人)が現れ、
「せどらー」という言葉で世の中を騒がせました。

そうです。高くしても売れるのです。

高校は売り物ではないので、
上げるのは値段ではなく、その高校に入学出来るかどうか?の基準に影響します。

✅志願者が増加・入学者が増加するとどうなるか?

 基準を上げてきます。

✅基準を上げるとどうなるか?

 良い生徒が集まります。

✅良い生徒が集まるとどうなるか?

 進路実績も変わってきます。
 (勿論、ここで高校内部における指導の質の向上も問われてきます

進路実績が上がるとどうなるか?

 人気が出ます。

人気が出るとどうなるか?

 より良い生徒に入学してもらう為、基準が上がります。

この繰り返しです。

そして、
埼玉県内では、
中三1・2学期の通知表において
「オール3では基準が超えられない」高校が圧倒的に増えました。

浦和麗明高校・叡明高校の例

今年で分かり易い例が
浦和麗明高校と叡明高校。

令和3年(2021年)1月入試で
学則定員を大きく上回る生徒が入学した為、
コース再編・基準上げを行っています。

<浦和麗明高校>

3年前に書いた下記ブログが懐かしく感じます。

あわせて読みたい
情報を制するものは全てを制する。叡明高校・浦和麗明高校塾向け説明会。更に進化していました 2019年1月入試の為の情報収集として、 今回は叡明高校と浦和麗明高校の説明会へ行きました。 一番のポイントは、 浦和麗明高校から進学・保育進学がなくなり、 更なる...

そういえば、この頃は
「保育」「パティシエコース」「ペットコース」もありましたね~(遠い目)

今や見る影もありません。

その後も
学則定員を大きく上回る生徒が入学し続けています。

上記ブログを見て頂くとわかりますが、たった3年前、
様々なコースが廃止され、
残ったのは、

特進コースと特選コースの2コース5類型のみ。

いよいよ進学校へ舵を切った感じであり、
更に基準をクリアするのが難しくなりました。

と書きましたが、

令和4年度(2022年)1月入試では、

昨年まであった特進コース二類を廃止。
特選3コース・特進1コースの計4コースへ再編

この再編されたコースの中で一番入り易い
特進コースの基準は

【単願】(その高校に進学しますという入試)で

5科20 又は 9科35 又は 偏差値57

です・・・。

【追記】

令和5年度(2023年)1月入試では、

更に特進1コースを廃止。特選3コースのみに再編

一番入り易い特選3類コースの基準は

【単願】(その高校に進学しますという入試)で

5科21 又は 偏差値61

です・・・。

このたった1年差でも、
これだけの基準変更があります。

埼玉県出身の保護者様であればご存知かと思いますが、
前身は小松原女子高校。オール2でも入る事が出来ました。

今は、一番入り易いコースでも
5科では、オール4ないと基準に届きません・・・。

<叡明高校>

叡明高校もコース再編が行われ、
昨年あった進学コース三類が廃止されました。

この再編されたコースの中で一番入り易い
進学コース二類の基準は

【単願】(その高校に進学します入試)で

3科11 又は 5科17 又は 偏差値52(但し2回平均)

です・・・。

<結果として>

セルモ戸塚けやき通り教室周辺の私立高校に関して、
すなわち、
戸塚中、戸塚西中、安行東中、安行中、新栄中、神根中、北中の生徒は
中三通知表においてオール3では合格する事が出来なくなってきました。

ほんの5年前では考えられない事です。

少子化でもあるので、
上がり続けるとは言いませんが、
私立高校・公立高校の逆転現象が起きる日が来るのかもしれませんね。

セルモ戸塚けやき通り教室では、
情報を収集し、
お子様に後悔がないよう進路指導を行っております。

※注意
オール3で合格出来る私立高校がなくなったわけではありません。
塾生の方は、ご相談下さい。

基準は変えていないが地味に厳しくしている私立高校も

多くの私立高校で学則定員を大きく上回る生徒が入学した為、
今年も様々な高校で基準を上げています。

圧倒的に生徒が集まった高校は良いですが、
微増というような高校もあります。

その場合は、
基準値は変えないものの

・北辰・校長会テスト1回の成績でOK
⇒2回の平均値を見ます

・三年間の欠席日数30日
⇒15日に変更

・英検等検定類や部活3年間所属で加点
⇒加点の条件を厳しくしたり、廃止したり

このように
地味に(苦笑)基準を上げているケースが多いです。

全ての私立高校の基準が上がっているわけではありません

上記までの通り、多くの私立高校で基準が上がっていますが、
勿論、全ての高校でそうなっているわけではありません。

そのひとつが、
浦和学院のようなマンモス校です。

浦和学院も
指導内容・部活動・進学実績で良いものを持っています。

しかし、
学則定員の数字が大き過ぎます。(800人)

合格したらその高校に進学します!
という【単願】志願者は浦和学院も確かに増えています。

しかし、マンモス校が故に、
公立高校第一志望生徒が
公立高校不合格となって入学する
【併願】という受験の仕方で受ける生徒の入学者数も必要です。

ところが、
公立高校低倍率のあおりを受けて、
そういった生徒が入学してこない=生徒減
に繋がっています。

勿論、
基準を下げて学校の生徒の質を落としたくないという考えも勿論なので、
基準は変わりませんが、
上記説明とは逆に、【加点】を充実させています。

浦和学院の3年前は900人を超える生徒だったのが、
ここ2年の生徒数は公立高校低倍率の影響を受けて700人台前半でした。

加点の拡充・学校の魅力発信に力を入れ、
結果、
現高一生は昨年よりも多くの800人弱の入学生を獲得しています。
【単願者】も増加:448⇒536人(88人増)

情報はいのち!こういった情報収集はかかせません

塾長である私は
上場企業・公務員・医療グループ等々での勤務を経て
セルモ戸塚けやき通り教室を開校しました。

・情報を掴む事の重要性

・掴んだ情報を活かす事の重要性

これらがなければ生き残れない世界でした。

それは、進路指導においても同様です。

・高校進学以降を考えた進路指導

・情報をシッカリと活用する指導

が重要となってきます。

その為には、

高校入試制度だけではなく、
・高校生の現状
・大学入試改革
・世の中が欲している人財像

こういった事も加味してアドバイスさせて頂いております。

勿論、
あくまでもひとつのアドバイスであり、
決めるのは、生徒・保護者様。

また、
「良い」と思う尺度は人により様々です。

但し、
最良な判断をする為には、情報が必要です。

その情報提供のお手伝いをする為、
6月も
10を超える高校の説明会に出席しました。

浦和麗明:コンパクトにギュッと収まっている校舎

浦和麗明:女子生徒に人気の制服

浦和学院:埼玉のマンモス校の代表ですね。

浦和学院:2021年度完成予定の部室等建築現場

そういった情報を提供することで、
生徒本人にとって最善の選択が出来る可能性を上げる。

セルモ戸塚けやき通り教室の生徒保護者様には、
有益な情報を提供出来るよう
これからも情報収集を続けていき、
お伝えさせて頂きますね。(^^)/

———————————————-

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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