埼玉県公立入試2022年2月(令和4年2月)入試倍率|志願先変更期間

目次

2022年2月埼玉県公立入試倍率発表!

2022年2月(令和4年2月)埼玉県公立入試倍率発表!(2月15日現在)

2月14日・15日、埼玉県のHP
2月15日、各種新聞でも報じられますが、

埼玉県公立入試2022年2月(令和4年2月)入試倍率が発表されました。

埼玉県のHPのリンク先は本ブログの下部に載せています。

この発表を受けて、
様々な想いが埼玉県中を駆け巡ったと思います。

そして、
木曜・金曜の2日間、

志願先変更が可能な日程です。

この志願先変更の結果を受けて、
最終的な倍率が発表されます。
(志願先変更1日目の倍率は2月17日18:30~見る事が出来ます)

このブログを見ている方は
志願先変更で倍率が大きく下がらないかな?!
と、
祈る気持ちがあるかと思いますが、
例年大きく下がることはありません。その理由も取り上げます。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位(オール5)のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校

新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

埼玉県全体での倍率はどうなのか?

今年の埼玉県は
3年前では考えられないぐらいの低倍率だった昨年

全く同じ倍率となりました。

勿論、
これは【埼玉県全体】であり、
地域によって大きく異なります。

全日制において

募集定数36,961人(昨年度比:681人増)
に対して
40,453人(同978人増)が志願し、

平均倍率は1.10倍(昨年度比:同倍率)

ちなみに、昨年度は
39,475人が志願(一昨年度比:1,973人減)

平均倍率は1.10倍(一昨年度比:0.02減)
でした。

昨年度はついに4万人を下回りましたが、
今年は一昨年ぶりに4万人を上回りました。

募集定員を681人増やした事からもわかる通り、
少子化の中、
今年度は昨年度よりも子供の数が多いのが影響しています。

そして、
来年度からは再度、少子化が加速します。

681人の募集増に対して、
978人の志願者増。

ここでもコロナの影響を感じる所ですが、
2年前の私学助成金の大幅拡充があり、
私立高校志願者数は確実に増えています。
詳しくは後ほど。

全日制の学科別平均倍率は
普通科:1.15倍
専門学科:0.93倍
総合学科:0.93倍

普通科8校と専門学科10校4学科で
1.5倍以上の高倍率となりました。

もっとも倍率が高かったのは、
大宮理数科:2.88倍
所沢北理数科:2.38倍
市立浦和:2.20倍
川口市立理数科:1.98倍
川口市立普通科:1.87倍

続きます。

倍率の高い順に並べると上位5校の中に3校も理数科が入っています。

理数系の若者を育てよう!
という号令にしては、

理数科の定員が少ないのが【前から】気になる所です・・・。
改善する気はあるのでしょうか。

倍率が高い高校を志願している場合、
志願先変更で倍率が下がる事を期待したい所ですが、それも後ほど。

一方で、
普通科35校
専門学科38校45学科
総合学科6校で定員を割り込みました。

埼玉県南部地域の今年の倍率はどうなのか?

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室は、
戸塚安行駅徒歩4分という立地から、
川口系、草加系、越谷系、高校への進学者が多いので
まずは、
これらの高校を見ていきます。

いくつかの高校で
昨年の【最終倍率】 と 今年の【志願先変更前】
を比べると、

川口北 1.05 ⇒ 1.29
川口市立普通 1.73 ⇒ 1.87
川口市立スポーツ科学 1.5 ⇒ 1.26
川口 1.14 ⇒ 1.16
川口東 1.03 ⇒ 1.00
川口青陵 1.08 ⇒ 1.03
川口工業機械 0.81 ⇒ 0.99
川口工業情報通信 1.18 ⇒ 1.06

草加 1.05 ⇒ 1.07
草加西 1.06 ⇒ 1.05
草加南 1.02 ⇒ 1.09

越ケ谷 1.36 ⇒ 1.38
越谷西 1.02 ⇒ 1.17

越谷東 1.13 ⇒ 0.99
越谷南 1.27 ⇒ 1.41

これしか掲載していなくても特徴がわかると思いますが、
川口系・草加系の高校倍率と、越谷系の高校倍率の違いが顕著です。

<川口系・草加系高校>

ほんの3年前ですが、
高偏差値ではない、
川口青陵・川口東・草加西においても、
それぞれ1.20倍前後ありました。

ところが、
コロナ禍にもかかわらず、
昨年・今年と、1.0倍強程度しかありません。

ただし、
県立川口に関しては
定員を40人増やしたにもかかわらず、
昨年とほとんど同じ倍率という事を考えると、
県立川口を志望した生徒は少し安心出来たかと思います。

一方で、

<越谷系高校>

越谷系の高校は軒並み高めに出ました。

やはり、
・越谷レイクタウン周辺の住宅開発
・浦和美園周辺の住宅開発

この影響は非常に大きいものです。

これは
人口流入が主な要因として出ていますね。

ただ、
だからといって、

川口地域・草加地域の生徒数が
極端に減っているわけではありません。

2年前の私学助成金の拡充により、
東京都とも隣接している川口市や草加市の場合、
都内へのアクセスの良さもあり、

県内私立高校だけではなく、
都内私立高校にも生徒が流れています。

川口系・草加系高校の低倍率はここにも
大きな影響があります。

実例として、
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の受験生においても、
私立高校進学者は、

中三受験生全体の

今年度:33%(のうち、都内私立は75%)
昨年度:55%(のうち、都内私立は33%)

が、

私立高校への進学者であり、
都内私立高校への進学者でした。

その意味でも
特に埼玉県南部においては

少子化の影響ではなく、都内を含めた私立単願者が増加している

とも言えます。

これを裏付けるように、

何校かの私立高校入試担当責任者から
事前に聞いていた事として、

口を揃えて言っていた言葉が

「例年よりも単願者が多い」

というの事

なぜか?

大学入試の混迷を受けて、

・私立高校の方がよく見てくれるのではないか?という思い

・私立高校の私学助成金の拡充により、
 金銭的問題において、私立高校を選びやすくなった為。

私学助成金について詳しくは、
下記をご覧ください。

2020年度私学助成金(就学支援金)の拡充で私立高校に通い易くなる(国・埼玉県独自)

話しを戻して志願先変更の事で。

では志願先変更でどの程度動くのか?!

結論を言うと、

あなたが思っている(期待している)程、大きくは動きません。

その中において【多少】ですが、動きやすい一例としては、

①例年の川口市立高校のような新しく注目されている高校
⇒本当にこれだけ倍率が高いのか?!という実感
(今年の川口市立高校は起きないと予想します・・・)

例年よりも【極端に低倍率】な高校
(数年前の越谷西高校)
⇒ここまで倍率が低いなら行けるんじゃないか?!という思い

偏差値が低い高校で1倍を大きく超えている高校
⇒元々絶対に公立!を狙っていたのにこんなはずではなかった!という実感

また、
倍率という意味では注意が必要です。

10名が動くといっても、母数である定員によって大きく変わります!

・定員300人の高校で10名動く
・定員40人の高校で10名動く

全く意味が違います。実例として・・・。

300人定員:390人出願:1.3倍 ⇒ 10名が動き380人:1.27倍
40人定員:52人出願:1.3倍 ⇒ 10名が動き42人:1.05倍

同じ1.3倍でも分母が大きく違うので、
10名が動くという事では、ここまで倍率が変わってきます。

なぜ志願先変更で思ったほど動かないのか

志願先変更で大きく動かないというのは、
例年の結果を見るとよくわかります。

大きく変わらない理由はいくつかあります。

・行きたい高校だから絶対に受かりたい
・何が何でも公立!というご家庭は出願の段階で安全圏の高校を選んでいる
・教育にかけるお金の変化もあり、チャレンジしてダメなら私立。
 その私立も昔とは違い、公立よりも手厚い教育が多いので良しとする

このような理由が代表的なものであり、
大きく変わらない理由となります。

中には、
塾の進路指導間違いで、

君なら大丈夫!と
全く大丈夫でない学力状態で勧めているケースもありますが・・。

最終倍率を気にしながらも、
お子様ご本人としては、

【倍率を考えなくても合格できる最後の学習】

を意識して頂いた方が良いです。

残り期間で出来ること

定期テストとは違い入試なので、
残り9日間の勉強の仕方は、普段とは全く違います。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の塾生には
その話しをしていますので、

最後まで頑張って頂く所です。

単にいうと、
新しい事は行わない方が良いです。

また、
入試は5科で勝負をし、試験範囲も中一~中三の全範囲。

この時期に
【全くわからない】ことはやめておきましょう。

但し、
入試への備えは万全!という方は良いですが、
そうでないお子様は最後まで足掻きましょう。

塾長である私の
知り合い医師のセリフが印象的です。

高校入試よりも
はるかに合格が容易ではない医師国家資格受験者に対して、

「当日万全の体調で受けるために体調を整えるというのは準備が万全に出来た子がやること」
「当日に気力十分でないという事はあり得ない。なら最後まで勉強するものだろうと思うんだ」

との事。

本当にそうですよね。

1度の試験!
本気で受かりたいと思うのであれば、
どのような体調であっても、
【試験中ぐらいは】持ちます。

【徹夜は絶対に意味がありません】
が、

最後まで足掻く気概は欲しいですね。

埼玉県発表の速報を見たい方はこちら
https://www.navi.spec.ed.jp/w/

埼玉県発表最終倍率(2月18日18時頃に下記HPで発表予定)
発表ページはこちらを参照してください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r4nyuushi-jouhou.html

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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