埼玉県公立入試2024年2月(令和6年2月)入試倍率|志願先変更期間

目次

2024年2月(令和6年2月)埼玉県公立入試倍率発表!(2月10日現在)

2月8日・9日に埼玉県のHP

2月10日、各種新聞

でも報じられますが、
埼玉県公立入試2024年2月(令和6年2月)入試倍率が発表されました。

埼玉県のHPのリンク先は本ブログの下部に載せています。

この発表を受けて、
様々な想いが埼玉県中を駆け巡ったと思います。

そして、
来週の水曜・木曜の2日間、

志願先変更が可能な日程です。

今後は、
この志願先変更の結果を受けた
倍率も発表されます。
(志願先変更1日目の倍率は2月14日18:30~見る事が出来ます)

このブログを見ている方は
志願先変更で倍率が大きく下がらないかな?!
と、
祈る気持ちがあるかと思いますが、
例年大きく下がることはありません。その理由も取り上げます。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位(オール5)のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校

新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

埼玉県全体での倍率はどうなのか?

今年の埼玉県は
5年前では考えられないぐらいの低倍率だった一昨年・昨年
よりも
高い倍率(昨年同期1.11倍⇒1.13倍)となりました。

勿論、
これは【埼玉県全体】であり、
地域によって大きく異なります。

全日制において

募集定数35,370人(昨年度比:872人減)
に対して
39,587人(同483人減)が志願し、

平均倍率は1.13倍(昨年度比:0.02増)

昨年度は、
募集定数36,242人(昨年度比:719人減)
に対して
40,069人(同384人減)が志願し、

平均倍率は1.11倍(昨年度比:0.01増)

一昨年度は、
募集定数36,961人(一昨年度比:681人増)
に対して
40,453人(同978人増)が志願し、

平均倍率は1.10倍(一昨年度比:同倍率)

3年前はついに4万人を下回りましたが、
一昨年・昨年は4万人を上回りました。

そして、
今年も再び4万人を下回る志願者数。

但し、

昨年
中三卒業予定者数は、前年比19人減。
それを見越すには多すぎる719人もの募集定数減。

今年
昨年に引き続き、統廃合により872人の募集定数減。

ここ2年で
1,591人の定数減です。

中三生の卒業予定者数の減少よりも
多くの募集定数減を行っていることから、
今年の中三生には厳しい公立高校入試となりました。

公立倍率が上がる事が予想していましたが、
まさに、その通りになったということです。

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全日制の学科別平均倍率は
普通科:1.16倍
専門学科:1.03倍
総合学科:1.01倍

もっとも倍率が高かったのは、
大宮理数科:2.55倍
市立大宮北理数科:2.15倍
市立川越国際経済科:1.84倍
市立浦和普通科:1.82倍

続きます。

昨年までと今年で大きく変わったのは、
川口市立高校の倍率が一気に落ちたところにあります。

また、
倍率の高い順に並べると上位4校の中に2校も理数科が入っています。
そして、理数科7校すべてで倍率が高い。

理数系の若者を育てよう!
という号令にしては、

理数科の定員が少ないのが【前から】気になる所です・・・。
改善する気はあるのでしょうか。

倍率が高い高校を志願している場合、
志願先変更で倍率が下がる事を期待したい所ですが、それは後ほど。

一方で、
普通科28校
専門学科28校38学科
総合学科5校で定員を割り込みました。

これが地域による違いということになります。

このように見ると、
専門学科と総合学科の定員割れが多く見えますが、
昨年よりもグッと減りました。

なんでもかんでも普通科が良い!という事を感じる方が減った証拠でしょうか。

埼玉県南部地域の今年の倍率はどうなのか?

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室は、
戸塚安行駅徒歩4分という立地から、
川口系、草加系、越谷系、高校への進学者が多いので
まずは、
これらの高校を見ていきます。

いくつかの高校で
3年前の【最終倍率】 と 一昨年の【最終倍率】 と 昨年の【最終倍率】 と 今年の【志願先変更前】
を比べると、

川口北 1.05 / 1.27 / 1.28 / 1.52
川口市立普通 1.73 / 1.83 / 1.94 / 1.24
川口市立スポーツ科学 1.5 / 1.25 / 1.55 / 1.61
川口市立理数 2.08  1.88 / 2.05 / 1.65
川口 1.14 / 1.16 / 1.18 / 1.40
川口東 1.03 / 1.02 / 1.14 / 1.14
川口青陵 1.08 / 1.04 / 1.08 / 0.94
川口工業機械 0.81 / 0.96 / 0.96 / 1.06
川口工業情報通信 1.18 / 1.06 / 1.11 / 1.14

草加 1.05 / 1.04 / 1.03 / 1.03
草加西 1.06  1.04 / 1.14 / 0.95
草加南 1.02 / 1.09 / 1.04 / 1.06
草加東 1.13 / 1.08 / 1.16 / 1.14

越ケ谷 1.36 / 1.37 / 1.43 / 1.44
越谷西 1.02 / 1.16 / 1.09 / 0.95
越谷東 1.13 / 1.00 / 1.10 / 1.07
越谷南 1.27 / 1.40 / 1.45 / 1.43
越谷北普通 1.36 / 1.45 / 1.17 / 1.17
越谷北理数 1.75 / 1.63 / 1.48 / 1.98

これしか掲載していなくても特徴がわかると思いますが、
川口系・越谷系の倍率が埼玉県全体の倍率1.13を超えているのがわかります。

また、統廃合の影響も大きく、
軒並み高い倍率になっています。

昨年と今年の生徒、
正直、
時代という意味での運がない状況になっています。

<川口系・草加系>

ほんの5年前ですが、
高偏差値ではない、
川口青陵・川口東・草加西においても、
それぞれ1.20倍前後ありました。

ところが、
コロナ禍にもかかわらず、
4年前・3年前・一昨年は、
1.0倍強程度しかありませんでした。

3年も続いていると、
これが続くであろうと思う所ですが、
昨年一変し、3校共に高い倍率に。

今年に関しては、
川口東のみが昨年並みの高い倍率を維持する結果になりました。

今年かなり変わったのが、
川口市立高校と川口北高校でしょう。

川口市立高校は毎年の高倍率が続き、

高倍率=競争が起きる=偏差値が上がる

という流れの通り、
3校合併以降、前身の市立川口高校を基準とした偏差値は上がり続け、
ついに、
川口北高校をも抜き去りました。

ところが、
今年は真逆が起きています。
川口北高校の1.52倍というのは近年では全く見ることのなかった倍率。

今年、川口北高校を受験する生徒にとっては、
かなり厳しい年になりました。
360人定員のところに544人。
200人弱の184人もの不合格者を1校で出すことになります。

少子化傾向が続いていますが、
埼玉県南部地域は、
都心へのアクセスのし易さに対して、
都内よりも住宅価格が総じて安価なので、人口は増えています。

人口が増える=子供も増える

という事もあり、
南部地域の人口増の影響を多分に受けているのがわかります。

また、私学助成金の拡充の結果、
私立単願生徒が増え、公立志願者数もていますが、
公立高校の募集定数減の影響は大きいものになります。

これだけ高倍率になった一方で
気になるのは草加高校です。
5年前以前は1.3倍あった年もありましたが、
年々減り続け、昨年の志願先変更前はとうとう定員割れ・・・。
辛うじて、1.03倍になりましたが、今年も1.03倍です。

<越谷系高校>

越谷系の高校はここ数年の傾向通り、軒並み高めに出ました。

やはり、
・越谷レイクタウン周辺の住宅開発
・浦和美園周辺の住宅開発

この影響は非常に大きいものです。

これは
上記の通り、人口流入が主な要因として出ていますね。

4年前の私学助成金の拡充により、
東京都とも隣接している川口市や草加市の場合、
都内へのアクセスの良さもあり、

県内私立高校だけではなく、
都内私立高校にも生徒が流れています。

実例として、
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の受験生においても、

私立高校進学者は、変わらず多く、

その意味でも
特に埼玉県南部は

都内を含めた私立単願者が増加している

埼玉県の他の地域に比べると、子供の数が多い

とも言えます。

これを裏付けるように、

何校かの私立高校入試担当責任者から
事前に聞いていた事として、

口を揃えて言っていた言葉が

「例年よりも単願者が多い」

というの事

なぜか?

大学入試の混迷を受けて、

・私立高校の方がよく見てくれるのではないか?という思い

・私立高校の私学助成金の拡充により、
 金銭的問題において、私立高校を選びやすくなった為。

私学助成金について詳しくは、
下記をご覧ください。

2020年度私学助成金(就学支援金)の拡充で私立高校に通い易くなる(国・埼玉県独自)

当初作成は2019年のページですが、
2022年度まで追記しています。

2019年⇒2021年⇒2022年(今年の中三生)の推移がわかります。
更に拡充されているのがわかります。

話しを戻して志願先変更の事で。

では志願先変更でどの程度動くのか?!

結論を言うと、

あなたが思っている(期待している)程、大きくは動きません。

その中において
【多少】ですが、動きやすい一例としては、

例年よりも【異様に高くなり過ぎた】高校

例年よりも【極端に低倍率】な高校
⇒ここまで倍率が低いなら行けるんじゃないか?!という思い

偏差値が低い高校で1倍を大きく超えている高校
⇒元々絶対に公立!を狙っていたのにこんなはずではなかった!という実感

となります。

ただ、他の高校よりも動きやすいということであり、
中には大きく動く高校もありますが、
正直、期待できないのが志願先変更です。

また、
倍率という意味では注意が必要です。

10名が動くといっても、母数である定員によって大きく変わります!

・定員300人の高校で10名動く
・定員40人の高校で10名動く

全く意味が違います。実例として・・・。

300人定員:390人出願:1.3倍 ⇒ 10名が動き380人:1.27倍
40人定員:52人出願:1.3倍 ⇒ 10名が動き42人:1.05倍

同じ1.3倍でも分母が大きく違うので、
10名が動くという事では、ここまで倍率が変わってきます。

なぜ志願先変更で思ったほど動かないのか

志願先変更で大きく動かないというのは、
例年の結果を見るとよくわかります。

大きく変わらない理由はいくつかあります。

・行きたい高校だから絶対に受かりたい
・何が何でも公立!というご家庭は出願の段階で安全圏の高校を選んでいる
・教育にかけるお金の変化もあり、チャレンジしてダメなら私立だが、
 その私立も昔とは違い、公立よりも手厚い教育が多いので良しとする

このような理由が代表的なものであり、
大きく変わらない理由となります。

中には、
塾の進路指導間違いで、

君なら大丈夫!と
全く大丈夫でない学力状態で勧めているケースもありますが・・。

最終倍率を気にしながらも、
お子様ご本人としては、

【倍率を考えなくても合格できる最後の学習】

を意識して頂いた方が良いです。

残り期間で出来ること

定期テストとは違い入試なので、
残り12日間の勉強の仕方は、普段とは全く違います。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の塾生には
その話しをしていますので、

最後まで頑張って頂く所です。

単にいうと、
新しい事は行わない方が良いです。

また、
入試は5科で勝負をし、試験範囲も中一~中三の全範囲。

この時期に
【全くわからない】ことはやめておきましょう。

但し、
入試への備えは万全!という方は良いですが、
そうでないお子様は最後まで足掻きましょう。

塾長である私の
知り合い医師のセリフが印象的です。

高校入試よりも
はるかに合格が容易ではない医師国家資格受験者に対して、

「当日万全の体調で受けるために体調を整えるというのは準備が万全に出来た子がやること」
「当日に気力十分でないという事はあり得ない。なら最後まで勉強するものだろうと思うんだ」

との事。

本当にそうですよね。

1度の試験!
本気で受かりたいと思うのであれば、
どのような体調であっても、
【試験中ぐらいは】持ちます。

【徹夜は絶対に意味がありません】
が、

【最後まで足掻く気概】は欲しいですね。

埼玉県発表の速報を見たい方はこちら
http://www.navi.spec.ed.jp/w/

埼玉県発表最終倍率(2月16日11時頃に下記HPで発表予定)
発表ページはこちらを参照してください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r6nyuushi-jouhou.html

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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