卒塾生の成長。自らで考える訓練を受けることが社会で生き抜く力になる

状況・状態を分析し、受け入れ、
【今の自分が】どのように改善すれば良い結果が得られるだろうか?

こういった思考を行うことは、
長い人生を生きていく社会人になってから確実に必要な力です。

これには、学生時代に
『自らでどのようにすればよいか考える訓練』が必要です。

塾長である私は、塾一筋〇十年ではありません。
職種を変えた転職で、多くの職場・職種・大人を見てきました。

せっかく学生時代、勉強を頑張ったにも関わらず
起こってしまう高学歴ドロップアウト。

大人になってからの大きな挫折は復帰するのが難しいもの。
人材教育を行ってきた経験の中で、非常に悲しいことのひとつでした。

一方で、学習は苦手でも、上手く仕事をする大人。

この違いは明確にありました

そこで、私にできることはなにか?
を考えた結果、開校したのが
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室です。

先日、
中学3年間通塾し卒塾した高三生が
「進路が決まったので報告に行かせてほしい」ということで来てくれました。

学生時代でどれだけ身につけられるか?は個人差がありますが、

まずは自らで考えてみるという訓練・指導を受けることは、
これからの子どもにとって確実によい経験になると感じた出来事
でした。

この時期、
色々な卒塾生が来塾してくれており、
卒塾生の軌跡紹介ブログが、たまりにたまっていますが(^-^;

今回は入塾時の依存状態から、
子育ての最終目的である『子どもの自立』へ向けて、
確実に歩いている卒塾生をご紹介。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位(オール5)の生徒、学習が苦手な生徒、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校
新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

目次

卒塾生来塾、心遣い

「ほらっ、先生は夕飯食べないんだから、健康に悪いよ!」
「野菜も取ってないんでしょう?はいっ!サラダ」

飲み物、サラダ、おにぎり、シュークリーム
なんだか、
簡易版コース料理のような感じですね(^^)

塾を開校して10年以上になりますが、
生徒指導が終わった後の深夜に夕食を取るのは
太ってしまうからなぁと思い、1日2食生活をしていますが、
この卒塾生はそれを覚えてくれていたので、
自らのこづかいで、差し入れを買ってきてくれました。

この心遣いが嬉しいものです。
勿論、手土産は不要なんですけどね(^^)/
卒塾生は永年サポート。気軽に来て欲しいところです。

今までも、
「進路の報告」「仕事を始めたがやめようと思う」
等々、様々な相談がありました。

そのうち、子育てに関して相談してくる卒塾生も出てくるのかな?!

自らで考える訓練の大切さを再確認

この生徒が入塾してきたのは、中一になったばかりのこと。

小学校時代は、
上の兄弟が1対2大手個別指導塾に通っていたので、
その大手塾に一緒に通っていました。

それもあり・・・。
できるようになることではなく、
できた気分になることを心地よく思う

依存の激しい生徒でした・・・。

目の前のテキストに書いてあり、
読めば解決するにもかかわらず、

「なんでこうなるの?」と。

これはマズイな・・・と思う状況。
(確実に将来潰れるタイプ)

これでは、自らで勉強することも、どうすれば良いのか思考することも、
思考ができなければ試すことも、何も出来ません。

だからといって、
「目の前のテキストに書いてあるよ」
と指導しても、なかなか効果は得られません。
そこで、

目の前のテキストに書いてある通りの文言で
【指導している風で】読み上げると

「なんだぁ、そういうことかぁ」

「でしょう?よく分かるでしょう?
全部ここに書いてあることなんだよね。それを読んだだけどなぁ」

なんてやり取りをしていました。

また、今となると笑い話であり、
この卒塾生いわく、
「話しを盛っている!」と言うのですが(笑)

依存が強すぎたところからの脱却を図っている時期だったので、
「教えてくれないー」と半ベソをかいたことも。

勿論、そのときは、そのフォローを行いました。

・なぜそれが必要なのか?
・では具体的にどうすればいいのか?
・我々はプロなので出来るように誘導することで
 【出来た気分になる】ことが出来て心地よいが、それでは家では出来ない
・様々な実験や経験による書籍(東大勉強法等)があるが、いずれも、
 「インプット3:アウトプット7」と言われるぐらい
 教えてもらっているときに覚えるわけではないということ。
・自分にとって、どのような問題を解けるようになるのが最優先か。
・自らの気づきというのが一番印象に残り、力になること
等々

その後、中学の3年間で

先ずは自らで考えてみて、試してみる。
試してみて、上手くいかなかったときは、
なぜそれが上手くいかなかったのか?再度どうすればいいのか?

試し、考え、行動する。

ただし、
ベースとなる知識が何もなければ、
何も思い浮かばないので、そのときは頼る。

そのときも、我々は
「こうやれ!」という指示命令はしない。
選択肢のあるアドバイスをするから、【自分で決めて】実行してみる。

ということを繰り返しました。

テストや成績表は宝の山。
結果が全てではなく、その結果から何を得るか?

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室では、

・定期テストが返却されたとき
・成績表がでたとき
・通知表がでたとき
・北辰テストや実力テストが返却されたとき

こういったとき、
もれなく【個別】生徒面談をします。

転塾生に
以前通っていた大手塾での話しを聴くと、

生徒「北辰テストが返却されただけでしたよ」
塾長「そこでアドバイスはないの?」
生徒「何もなかったですよ」

という言葉をよく耳にします。

確かに、手間です・・・。
また、
適切にアドバイスをするスタッフが足らない
という事情もあるでしょう。

ただし、
我々はそのようには考えません。

テストの点数や順位、通知表の数字は勿論大切なことです。
ただ、
勉強をすることで得る力というのは、結果だけではありません。

「努力した結果は裏切らない」
こんな言葉はたくさん聞くでしょう。

しかし、
それが詭弁であることは、あなたもよくご存知のはずです。

努力した結果は【その時点においては】裏切ることがある。

だからといって、
努力が無駄になることは一切ありません。
【その時点においては】無駄に見えることも確実に繋がっています。

その努力を無駄にせず、生かすかどうか?の境目は、
結果が出たときに、

・何が足らなかったのか?どうすれば良かったのか?
・それを分析し、次に生かすことができるかどうか?!

にかかっています。

ただ、そこは【未熟な大人】である中学生。

自分だけで考えるには、足りません。

そこで、我々の出番です。

生徒それぞれの個性に合わせたアドバイスを行います。

開校以来、一貫して、こういった指導を繰り返しているので、
以前、こんなことを言った卒塾生もいました。

テストは子どもが成長するための宝の山です。
非難をする道具ではありません。

依存の強かったこの生徒にも、
何度も何度も同じことを言うことになりながらも(^-^;
指導をし続けました。

そうすることで依存傾向がなくなり、卒塾。

結果、
高校では勉強も部活も頑張って、
高い評定平均を獲得。

指定校推薦で、
自分の夢に近づく大学での学び、将来へ向けて新たな一歩を踏み出します。

昔(中学時代)みたいにはなりません!

来てくれたお礼に、
これからの道行きの励みになるよう奮起の言葉を贈りました。

すると・・・こんな嬉しい言葉が!

当時、学習が苦手だったこの卒塾生が!

・自信を持ってやっていきます!昔みたいにはなりません!
・前向きな言葉くれたおかげで自信つきました!
・体には気をつけてくださいね!栄養あるもの持っていきます!
・僕にはたくさん相談相手がいるので嬉しいです!

・真剣な話の時はしっかりと顔みてたくさんのアドバイスをくれたこと
・中学のときに出会えなかったら今の僕はないと思いました!
・大学では自分の夢に向かって必ず頑張ってきます!
・必ず報告しに行くので報告待っててください!

このメッセージを読んでいる最中、
この成長に眼は涙でいっぱいになりました。

彼には、私だけではなく、
熱心かつ、
子育ての最終目的である『子どもの自立』
を真剣に考えてくれる両親もいます。

きっと、成長した今だからこそわかる
両親のアドバイスも生かしつつ
高校3年間で見出した自分の夢に向かって頑張ることでしょう。

私自身が学生のころ、
相談できる信頼できる大人がいなかったので、
寧ろ光栄です。

彼に限らず、当塾卒塾生は、
学習のこと、物事の捉え方のこと、学習方法のこと、将来のこと、

色々なことを身につけて卒塾してくれました。

また、残念ながら塾業界には
上から目線の
「俺の言うことを聞いていればいいんだ!」という講師そこそこいるのですが・・・。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の講師には、そういった講師はいません。

これからも、
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室に
縁があって入塾した生徒には、

他者との比較ではなく、
その生徒自身の成長にフォーカスし、

生徒ひとりひとりに合わせた、見守り・指導・アドバイスをし続けていきます。

自分で考え、自分で学習することができた

実は、この卒塾生の上の兄弟も一緒に転塾してきたのですが、
中三になるときに転塾してきたので、
この卒塾生より期間は短かったものの、同様に指導。

兄弟揃って依存が強かったのですが、
その1年間の中で、このようなことを言うようになりました。

まさにここになります。

テストのたびに、指導していましたので、
この上の兄弟も依存がかなり減った状態で卒塾。

現在は自分の夢に向かって頑張っているという報告をもらいました。(^^)/

きっと、
社会で活躍することができる大人になることができるでしょう。

または、

上手くできずに悩んだとき、

「そういえば、中学のときに行っていた塾の先生が言ってたな」

と思ってくれれば、
そこからの成長は早いものです。

子育ての最終目的は『子どもの自立』

何も好き好んで、
依存型の大人になってほしいとは思わないことでしょう。
そこで、ここまで読んで頂いたあなたに、
すぐに取り組めることとして、

「こうやれば良かったじゃない!」
という指示命令の声掛けを

「どうやってやれば良かったかな?」
まずは、こういった

【問いかけ】に変えてみる

ひとつの方法です。
正直、面倒くさいと思うこともあるかもしれません。
ただ、子育ては期間限定です。

まずは、試してみませんか?

本来であれば、ここで
「自己効力感」や「自己肯定感」、「承認欲求」についてお伝えしたいのですが、
長くなってきたうえ、
更に相当長くなってしまうので、(^-^;
今回のブログはこの辺で。

余談:塾長書籍発刊(スマホ・子育てに関する書籍)

今までは
我々の見える範囲での生徒にしか
こういった経験をしてもらうことはできませんでしたが、
執筆依頼があり、
私の書籍が発刊されることになりました。

子どものスマホ保有率の激増と共に、
子育ての新たな悩みとなったスマホ

・誰に聞いてもよくわからないスマホのルールのつくり方
・ルールや規制をしても抜け道多数
 ルールを維持するための親子関係構築

について書いています。

また、それだけではなく、

「自己効力感」や「自己肯定感」
「子育て共育7つの法則」

など、
子どもへの声掛け方法も記しています。

あなたの子育ての参考になれば幸いです。

————————————-

お預かりするお子様をシッカリと指導するため、
定員が御座います。

気になった方は無料の体験授業でお試しください。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室では、
「中学部」「小学部」「オンラインコース」をご用意。

あなたの大切なお子様が、
学習を通じて
社会で必要とされる人材となる力をつける一助となる
ことを
理念として運営しております。

退塾率が極めて低い!
「子」別指導による成績アップは勿論のこと、
学習の仕方や学習意識・物事の捉え方も指導。

学習を通じて、
社会で活躍できる人材となるよう

自ら考え行動する力をつける

訓練を繰り返していきます。

中学生以降、そして大人で活躍するためには、
時間のある小学生のときに、
優先して身につける必要のあることがあります。

習い事の授業料

今後の社会で確実に必要となる力を身につける!

高校生・中学生にも最適なコース

・1年365日開室オンライン自習室「みんがく」
・LINEで質問「オンライン解き方指導」
・英語の多読多聴「レプトンリーディングファーム」

これら
少しでも気になった方は

または、

048-299-6233

まで、お気軽にご連絡ください。

当塾では、他塾によくある
無為に煽って、しつこい勧誘は
価値を必要と思って頂いた方に受講して頂きたいという
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室の理念のもと、
行っていません。

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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