偏差値37からの大逆転。大学進学・就職の違い

目次

偏差値37からの大逆転

中学校時代偏差値37からの大逆転。
同窓会では、
非常に気分が良かったそうです(笑)

卒業生が
就職の挨拶に来てくれました。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室は、
塾長である私が開校。

教室長は
セルモ戸塚けやき通り教室に採用され勤務しています。

より、
異動がないので

久しぶりに塾に顔を出して報告したかったのに、
アドバイスをもらいたかったのに、知ってる人が誰もいない

ということがないのは
小規模塾の強みのひとつです。

今回ご紹介する卒塾生。
中学生入塾当初を知る私からすると
非常に嬉しい報告だったのでご紹介します。

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位(オール5)のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
北中学校
岩槻中学校
新栄中学校
新田中学校 の生徒達が通います。

小学生は

戸塚南小学校
戸塚綾瀬小学校
戸塚小学校
戸塚東小学校
安行東小学校
安行小学校
新栄小学校
清門小学校
青山学院大学系属浦和ルーテル学院初等部
開智小学校 の生徒達

小規模塾ではありますが、
ご好評を頂き、
広い範囲から多くの小中学生が通います。

行動し続ける事で逞しく成長しました

就職の報告と共に、
既塾生へ向けたメッセージを書きに来てくれたのですが、
中学校時代とは想像がつかない成長ぶりでした。

狙って撮影したわけではありませんが、

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室において
学習を通じて学んで頂く
PDCAサイクルの図が写っていました。
(モニターの上部にある円の図)

中三時代の偏差値は37。兄と比べられる辛さ

この生徒。
中学3年生になる時に入塾。

上の兄弟と比べられる事が嫌で嫌で勉強がキライになり、

・勉強が本当に大嫌い!
・全くやりたくない!
・やる気がない!

という生徒でした。

その比較対象となった兄も
私が指導した卒塾生。

その兄が卒塾した後に
この生徒が入塾してきたのですが、
確かに
入塾時の中学校時代の成績には
保護者様からすると比較したくなってしまうのだろうな・・・
と思う大きな差がありました・・・。

進学高校の選び方(勉強したくないから)

進学する高校を選ぶ際には

勉強したくないから高卒で就職する

という事を目的として工業高校を選びました。

普通科で高卒就職するよりも
工業科で手に職をつけて高卒就職した方が有利と
保護者様が考えたためです。
(それは間違いないです)

卒塾までの学習は高校で必須の力を得る事に特化した

どの高校に進学しても同じ事が言えますが、

どの高校に進学するかが最重要なのではなく
進学した高校でいかに上位を取り続けるかの方がその先の進路にとっては重要

という事は
保護者の方は必ず意識しなければならない事です。

その理由は
大学入試改革や昨今の就職情勢からくるものです。

とにかく学習がキライだったこの生徒には、

中三卒塾までに基礎は必ずつけていこう

ということを主軸に置き、
卒塾までの間、学習してもらいました。

結果、
【基礎の基礎は完璧に覚えて】
高校入試に合格、進学致しました。

「基礎」ではなく、
「基礎の基礎」なので、
中学校の定期テストで平均点を取るという事は出来ません。

とはいえ、
この生徒が進学した
埼玉県公立高校(工業科)においては
間違いなく学力において上位でいる事が出来る力をつけました。

高卒就職ではなく大学進学の道へ

卒塾までに行った学習の成果もあり
高校では
スタートダッシュを切ることができ、

スタートダッシュをした後の高校での授業・試験においても
「必要な事は頑張った」
との事で、
高校卒業まで
上位成績を取ることが出来たとの事。

この上位成績を取るという経験から
中学校時代では得られなかった

自己肯定感を得る事が出来

自分のように学習がキライな生徒に
出来るようになるという事を教える教師になりたい

という
理想を持ち、
大学進学を決意しました。

素晴らしいことですね。

他人(及び兄弟)と比べられるのではなく、
自分自身が、自分自身の成長を見る事が出来るようになった事が
この生徒の大きな変化であり、
「通塾時代によく言ってくれていましたよね」

覚えていてくれたことは
私にとって嬉しい事でした(^^)

そして
指定校推薦で工業系大学へ進学。

やはり、
工業系高校は
同じぐらいの学力の普通科高校と比べて、
工業系大学(学部)進学には有利です。

詳しくは別のブログで紹介していますが、
現在の大学入学者における推薦系入試の割合は
5割を超えています。

上記は、2000年と2019年の
一般選抜と推薦系入試に割合の変化。
塾長である私が学生時代は
推薦系入試の割合は、更に少なく、
大学入試=センター試験であり、高三から頑張る!でした。

そのような背景もあり、
昔は
「推薦系入試で入ったの?」なんて言葉がありましたが、
今や少数派ではなく、逆に多いぐらいです。

30年前?!私が学生の頃は
推薦系入試での入学者は極わずかだったので
よくわかりますが、
ここまで入試制度が変わっていると、
保護者の方自身の経験がかえって誤った戦略となる事があります。

大学ではとにかく行動し、勝ち得た就職先は「東京都職員」

大学進学後は
中学当時の自分と同じような悩みを抱えている子供たちの力になりたい
と思いから
自分のレベルを上げ、
より多くの経験を子供たちに伝える事が出来るようになるため
積極的にいろいろなことに挑戦したとの事。

生徒自らで
「英語力ゼロ」という英語力ながらも
(確かに当時はその通りだと思います)
カナダの
ブリティッシュコロンビア大学へ1ヵ月の短期留学。

最初は本当にわけが分からなかったそうですが、
ホームステイ先で頑張って会話しようと思う事で
何となくわかるようになっていったとの事。

また、
大学は、家から通えない距離ではないものの
大学に近い方が良いということで
自分でバイトを行い、
そのバイト代で一人暮らしの費用を捻出し大学へ通っていたとの事。

その結果
就職先はなんと「東京都の職員」でした。

工業系高校には
実習助手と言う教師と変わらない職業があり
各都道府県で採用していますが若干名の募集です。

ただし
あまりにもニッチな職種であることから知っている人が少ない職業でもあり
【公務員試験としては】倍率が低いというのも特徴でした。

しかし、
倍率が低いと言っても他の公務員試験と比べて・・・という意味であり、
そこで見事に合格し採用。
来年の春からは晴れて東京都の職員として働くことになりました。

偏差値37からの逆転!大学進学をするのであれば高校入試にも戦略が必要

この生徒の中学時代は偏差値37でした。

この生徒には
偏差値56ぐらいの高校に進学した同級生がいたそうですが、
高一・高二の時、微妙な成績を取り、推薦系入試での受験が難しい状況。
結果、
この卒塾生と同じ大学へ
一般選抜でチャレンジするものの不合格・・・。

このように選ぶ高校、その先の進路を見せることで
中学時代、
偏差値37の生徒が偏差値56の生徒を上回った大学へ進学。

そして、
さらには東京都の職員へ。

先日、
中学校時代の部活の友達と同窓会があったそうですが、
当時偏差値60を超えていた同級生からも
この就職先には羨ましがられえたそうで、
「非常に気分が良かったです」
と言っていました(笑)。

ただ、
これは紛れもなく、
この卒塾生自身が行動し、
自分の人生を作り上げたと言えます。

ターニングポイント
高校1年生の時に良い成績を取ったからこそ、
高校2年生で
色々と将来の事を考え始めた所と言えます。

塾の合格実績は関係ない。生徒本人がどうするか?の進路指導

中学校での成績はもちろん重要なのですが

本当に重要なのは

高校での成績であり、高校での成績が、その先の進路を決める

ということがよくわかる一例です。

保護者の方の目線で言えば
【少しでも偏差値の高い高校】と思い高校を選びがちです。

ここで質問です。

草加高校と草加南高校、
どちらが偏差値が上か?という質問の答えはわかると思います。

但し、これがお隣の東京都。
田園調布高校と雪谷高校、どちらの偏差値が上かわかりますか?

と聞かれたらどうでしょうか?

高卒が最終学歴でなければ、
上記の生徒の例のようにどの高校に行ったか?は
重要ではあるものの最重要ではない事はわかると思います。

特に公立高校で言える事ですが、
進学した高校で落ちこぼれになると
正直、
良い進路をとることができません。

ただ
(大手塾であっても)
多くの塾で
高校入試制度の事は詳しくても
【昔と大きく変わった大学入試制度】のことを知らない教室長が多く、

高等部を持っていなければ、
(表面上は別として)
「高校入試で良い思いをし送り出してしまえばそれで終わり」
と考える教室長も
残念ながら多くいます。

そうなると指導する塾側も
単に数字だけを見て、
少しでも良い偏差値の高校というように進路指導します。

もちろんそれは、
塾の進学先実績にも関わってきます。

ただし
その生徒に合わない高校に進学する事は
何一つ幸せなことはないと思います。

具体的に言えば
(反骨精神旺盛な生徒は【確実に】除く)
ギリギリなんとか合格出来た高校への進学は
高校入試合格発表を受けた時が1番幸せ・・・
であり
その後は望む進路を取ることが出来ない可能性もあります。

進路を考える際は
少しでも偏差値が高い高校ということではなく

・お子様が行きたいと思う
・お子様の学力に合った高校を選ぶこと

が重要です。

そしてお子様本人は

進学した高校では周りに流されず、常に上位をとる
(評定平均で、理想は上位10%以内、出来れば上位20%以内)

という意識を
常に忘れずに高校生活を頑張ってほしいと願うところです。

今回ご紹介した卒塾生の例、
偏差値37からの大逆転を考えると
中学校の成績・進学高校名【だけが】重要ということではない
事がよくわかります。

他にも
・5科13⇒私立商業系高校に進学した生徒
・5科16⇒公立高校に進学した生徒

高校で頑張り、
東洋大学:社会学部(2部)へ進学したケースも。

いずれにしても、
中学の基礎をシッカリとつけて進学した生徒が
高校で伸びています。

学習の仕方。物事の捉え方を学ぶ事も重要な要素

だからといって、
中学生の成績がどうでも良いという事ではありません。

ただ、
学校のテストの点数だけではなく
学習を通じて、
学習の仕方や、考え方も成長を促す。

個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室では
学習だけではなく、
学習の仕方・物事の捉え方も指導しています。

(大人でも知らない事がありますが)
PDCAサイクルを学んで頂いています。

もちろん
この生徒もそうでしたが、
卒塾までに身に付けられるとは限りません。

しかし、
物事何事もそうですが「自覚」と「無自覚」は大違いです。

自覚していれば成長する事はありますが
無自覚は
何も得ることがないので成長する事はありません。

中学校時代にこういった訓練をしている事は
この生徒を見ていても、
どこかで大きな差となって現れることでしょう。

休校下、予習課題、小中学生もPDCAサイクルを身につける

卒塾後も頼れる大人のひとりとして在り続けたい

この生徒に限らず他にも就職報告をしてくれた生徒がいますが
「中学校時代に塾長に言われていたことが活きている」
と言ってくれることは
指導している私としても非常に嬉しさを感じるところです。

また、
その想いで、
教室長・講師・私、一丸となって指導しております。

就職そのものが人生のゴールではないので
これから先、
仕事をし続けるという中で、
何か悩みがあった際には相談しに来てほしいと思っています。(^^)

今回は
ロボット・AI時代において、中学校時代の学力が全てではない

という
実例をご紹介させて頂きました。

次のブログでは
上記卒塾生とは逆に
中学校時代:オール5だった卒塾生

高校で活躍している内容のご紹介です。

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卒塾生、奨学金奨学生に採用!努力・実力が実を結ぶ時 【高校外部での奨学金小学生に選ばれた活躍】 先日は偏差値37からの大逆転という 卒塾生の軌跡をブログで紹介致しました。 偏差値37からの大逆転。大学進学・就職の...

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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