大人の声掛けの仕方で子供の頑張りは変わってくる。社会人では上司と部下の関係でも言える事。

「子供にとって親の言葉は非常に重い。」

 

戸塚安行駅、東川口駅が最寄りの駅となる学習塾
セルモ戸塚けやき通り教室に通う中学生は、
学年1位のお子様、学習が苦手なお子様、

戸塚西中学校
戸塚中学校
安行東中学校
神根中学校
安行中学校
新栄中学校 の生徒達が通います。

 

今回は後1週間で2学期も終わりになりますので、
テスト結果・通知表の結果に対する子供への声掛けで子供の成長は大きく変わる

事について
話をさせて頂こうと思います。

実は
サブタイトルとして、

「上司(社長)の言葉は部下にとって非常に重い」
です(笑)

 

特に日本人は

【得意を伸ばすというよりも欠点を突く】

という傾向にある国民性があります。

今回はこれが良い悪いという話しではありません。

 

劣っている点があれば、
それをどうにかしたい!

相手を思っているからこそ指摘したい!

そう思う事は
至極当然だと思います。

自分の大切な子供であれば、なおさら。

しかし、
実は会社における上司部下の関係でも言える事ですが、
良い人材が育つ可能性を低くしている傾向にあります。

 

私は
会社員時代、
組織改革・人材教育も行っていましたので、

それはなぜか?

2つの観点からお伝えします。

 

1つ目
目標設定に対する達成値に、わざとブレーキをかける

2つ目
声掛け次第で次の頑張りが変わってくる
(欠点指摘・抑圧・恐怖も時には必要と思いますがそれが常となると・・)
将来、
自己肯定感を持つことが困難な大人になる事も。

 

1つ目について

こんな話があります。

「お母さんは成績上げ続けろというので、ちょっとずつ上げた方が良いと思っています」

はっ?何言ってんの?
と思った方。その通りです。

ただ、
ここで成績重視の会社勤めをしている方は
良い悪いは別として、この【気持ち】がわかると思います。

 

例えば、
1億円の売上達成を課されているとします。
次期以降は
常に設定期の10%継続成長を目指す!

図にするとこんな感じ。

非常に見栄えが良いですね。(^^)/

 

その中で、あなたが

最初の1億円の目標に対して、
【本当に頑張って】1.3億円を達成したとします。
そして次は、
目標1.1億円に対して、1.15億円を達成。


2回とも目標達成出来ない社員もいるでしょう。

目標に対して全て達成しているので、
本来なら認められるはずです。

しかし、
この社員は手放しで喜べない場合もあります。

それは・・。

「前回1.3億円を達成出来たのだから、今回は1.4億円が可能だろう?
何で下がってしまったんだ!」

結果としては
4期目は右肩上がりと同じ売上です。
明らかに会社に貢献しています。

 

ここである社員は考えます。

本来の目標を達成しているにも関わらず、
このように言ってくる上司(会社)がいるのだから、

「最初に1.3億の売上が上げるよう頑張るのではなく、手を抜いた方がいいな」

 

これが良い事か?
という意味では良い事とは言いません。

言っている側は
「より期待して・・・」という事で基準値が上がっただけです。

もう一度言います。
【良い悪いは別として】

特に会社勤めをしている方は
この【気持ち】はわかると思います。

ここでお伝えしたいのは、

【目標設定の与え方により努力の仕方が変わってくる】

という事です。

この子供は
大人が考えるこのような事を中学生の段階で考えてしまったわけです。

こうなると、
本来もっと出来るはずが、わざとチカラをセーブする。
正確には

普段はもっと楽しいスマホ等の遊びを楽しみ、勉強は少し頑張る

という事が起こります。


一つ注意点
高すぎる目標もやる前から諦める傾向にあります。
目の前に高すぎる壁があると、
何とかしよう!と思うよりも回避を選択する。ある種、人の本能とも言えます。

 

2つ目について

声掛けの仕方で次の頑張りが変わってくる

例として、

数学と理科共に約100位も上げて
その生徒が目標としていた2桁順位をとても大きく更新しました。

一方で、英語は40位下がったとします。

ここで言われるのが、
数学と理科は「少し」褒められて、その後英語に対して怒られ続ける。

「数学と理科、良かったけど。
それで?この英語はなんなの!!
・・・・・・・・・
あなたの態度が・・

・・・・・・・・・
・・・わかった?!」

という感じです。

そして、子供は言います。

「頑張って2つも目標達成したんですけど、どうせ怒られるんですよね」

 

大人も子供も共通して言える事があります。

それは・・

 

【承認欲求を欲している】

という事です。

 

夫婦関係でこんな事ないでしょうか?

時間をかけて5品ものおかずを作り、
自分の中では会心の味付けが出来たものがあったのに、
そのうち1品が食す相手にとって微妙な味付け。

他の4品に触れられることなく
「お前、この味付け濃くねーか?」

それを言われて、
心の底から
「ごめんなさい。気をつけて次は改善するわ!」
ですか?

どちらかといえば、
「この会心の出来にコメントもなくそれ?!更に作ってもらってそれ?!」
ではないでしょうか?

その反応は当然かと思います。

ただ、上記の例だと、
同じ事を子供にしているわけです。

 

【あくまで一例として、並べてみると、】

「今日も本当に美味しいね。ありがとう。
この1品は少し味付けが濃かったから控えめで頼むね」

「こっちはいいけど、お前、この味付け濃くねーか?」

どちらが良いですか?

 

転じて、
お子様への声掛けとしては、

「今回のテストは数学と理科頑張ったね!
これだけ出来たのだから他の教科も大丈夫。
英語も数学と理科のように頑張っていこうね!」

どうでしょうか?

このように言われると、
子供にとっては、

【承認された】+【応援された】

になります。

これは、
子育てに限らず、部下を育てる方法にもつながります。

 

全ての結果が悪い、普段の生活も悪い。

そんな時は、
突き放すのも一つの方法ではあります。

しかし、
これは【時に行う劇薬】だと考えて頂ければと思います。

 

多用してしまうと
耐性(諦め)が出来てしまい

「どうせ私は親に必要とされていないのだから」
(承認されることはないのだから)

と何事にも消極的な子供になる可能性を多分に秘めています。

 

そして、一番困るのは、

自己肯定感を持ちにくい大人に成長する

という事です。
自分を肯定する事で出来なければ、
自信を持って行動する事は出来ません。

それは、
常に言い訳を考える大人になる事も。

 

過去、
こういった状況に既になっていた生徒が入塾しました。

1年かけてようやくこの意識から抜ける事が出来ましたが、
かなり苦労した事を覚えています。

その生徒は
5科で120点という成績で入塾し、
1年後には280点にまでなりました。

その後、
ある私立高校に進学し、
日東駒専と呼称される大学へ通っています。

入塾前120点だった生徒が・・・です。

この生徒が高校を卒業する時の進路報告で、
「塾長と接する事がなかったら
多分、一生コンビニバイトで終わったんじゃないですかね」

「人間って変われるんですね」

というセリフが印象的でした。

 

他者との比較ではなく、自分との比較に対して、
頑張った事は褒め・認める。
足らない所は改善点を考えさせる。

何でも褒めれば良いというものではありません。
頑張らない事は褒めません。ウソになりますから。

 

ただ、これは
生徒本人を真剣に見ていないと声掛けを間違えるので、

私としても気を遣う所です。

 

部下をやる気にさせる事が得意な方は、
子供への声掛けも得意な方が多いのは
このような事が理由のひとつとしてあります。

しかし、
自分の子供だと感情・理想が出過ぎてしまい難しい
と仰る方もいました。

 

例外はいくらでもあります。

中には、
指摘された方が

「なにを~?!見返してやる!」
という性格のお子様もいます。

ただ、
大人に対して指導・コンサルティングしていた時もそうですが、

そういったお子様の方が圧倒的に少ないのは事実としてあります。

 

ということで、
同じ声掛けをするのであれば、
やる気になる声掛けをしましょう!

というのが今回の内容でした。

特に1つ目に関しては、本末転倒ですからね(^-^;

 

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この新聞記事にも載っていますが、
全国における少子化の影響は甚大で、
2018入試では約116万人
2019入試では約114万人
2040年には約85万人と推定されています。

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この記事を書いた人

 中学生のころ、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾を開業。
 学力だけではなく、子どもの自己肯定感・自己効力感を育み「状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人」へと成長する一助となることを「理念」とし、児童心理学・脳科学も活用し、子どもの「分からないことが分からない」に寄り添った指導も行う。
 その子どもの成長には家庭環境が不可欠。親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親子関係の構築・改善相談」を行っている。

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